こんにちは、ひなこです。今回は中国インバウンド関連の話をしたいと思います。というのも私は昼間は中国人向けサービスの仕事もしていて、特に訪日中国人観光客を対象としているからなんです。もっとも今が旬のサービスですよね。2014年から「爆買い」が注目され、中国人観光客が一気に増えましたよね。2014年の訪日中国人観光客数は240万人だったのに対し、2015年は499万人と倍になり、2016年は637万人と20%から30%の増加率を記録しました。2017年も確実に700万人の大台に乗る推移で来ています。中国人がこんなにも多く来るようになった背景は様々ありますが、観光ビザの緩和が大きいです。そこで今回は、中国の観光ビザ事情について紹介します。
訪日中国人が急増した理由
2014年訪日中国人が急増した理由としてあげられるのが円安。2014年は1元19円以上に上昇し、日本へ安く旅行できるようになりました。買い物費や宿泊費、交通費が割安になって日本旅行に行きやすい状況になったというのが大きいです。また、距離的に近いということや、免税店も増えてきたり、中国人対応のお店も増えてきて、中国人にとって訪日しやすい環境になったのも大きいですね。そしてもう一つの大きな理由としては観光ビザの緩和。以前までは年収25万元以上（450万円）の高所得者でなければ観光ビザ（マルチビザ）の取得はできませんでしたが、段々と緩和され、中間層や低所得者でも観光ビザを取得できるようになったのです。
中国の観光ビザ（個人・自由旅行）
個人で取得する観光ビザに特化してお話すると、何度も規制緩和が行われた上にタオバオなどで個人ビザ申請を代行請負する業者がたくさん増えたので、日本円で120万円程度の年収があれば申請できる環境が整ってきました。また、知人の中国人に聞いた話でアンオフィシャルですが、上海の平均年収は日本円で90万円前後となっておりますが、会社の上司に相談することで年収を多く書いて個人ビザを申請できる裏技も存在します。このように中国国内の内需を重視しながらも中国人が海外旅行できる環境が構築され続けています。この流れは国策としても動いているので、どんどん大きなトレンドになっていくと想定しています。2020年に向けてドンドン訪日中国人が増えていきます。
店舗でのAlipay、wechatpayや銀聯カードの対応も積極的に行っていく流れになると思います。どちらにせよキャッシュレス化は世界的なトレンドなのでおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。中国の観光ビザ事情をまとめて紹介しました。初めて訪日インバウンドの担当になった方の参考になれば幸いです！
