2015年に開催された第74回日本癌学会学術総会で有用性が発表されたp53誘導体は、全分子フコイダンエキスの主成分でがんの補完医療として大きな注目を集めています。p53誘導体はマウスを使ったさまざまな動物実験、臨床実験を繰り返して作られた3つの成分から構成される複合体成分です。3つのうちの一つ、フランDグルコース(旧称:p53誘導体DBグルコース)は全分子フコイダンエキスに高濃度で含有されており、がん細胞に有効的に働くとされています。そこで今回は全分子フコイダンエキスのフランDグルコースについてご紹介します。
グルコースと人間の体の関係性
グルコースという言葉は聞いたことがあると思いますが、人間の体の中でどのような役割を果たしているのかご存知でしょうか?グルコースはブドウ糖とも呼ばれ、人間の体内で筋肉や細胞のエネルギー源としての役割を持つ、生きる上で無くてはならない重要な単糖です。特に、大脳、脊髄にある中枢神経系にとってはグルコースが唯一のエネルギー源となります。また、よく耳にする血糖値は、血液中のグルコース濃度を数値化したもので、グルコースは血管を通って体中の細胞にエネルギーを供給しています。ただ、グルコースはたくさんあればいいという訳ではありません。多すぎたり少なすぎたりすると、体に弊害が起こります。グルコースが関わる病気は多く、糖尿病、甲状腺疾患、肝障害、肥満などがあります。
全分子フコイダンエキスのフランDグルコースとは
フランDグルコース(旧称:DBグルコース)はシンゲンメディカル札幌研究所 高橋延昭 所長によって発見された成分で、グルコースを基盤に作られたグルコースに類似した構造を持つ独自成分です。フランDグルコースの有用性は2015年の学会で発表されており、様々な分野から注目されています。
フランDグルコースががん細胞に効果をもたらす理由
先程、グルコースは人間の体内で細胞のエネルギー源として利用されると述べました。この細胞というのは正常細胞はもちろんのことがん細胞にとっても細胞増殖するためのエネルギー源となります。がん細胞は紫外線や放射線など何らかの理由よって細胞遺伝子が突然変異を起こすことで作られます。正常細胞では細胞に突然変異が起こるとがん抑制遺伝子やアポトーシス、免疫細胞によって修復、死滅、攻撃されるのですが、がん細胞でがん抑制遺伝子などの働きが失われると抑制が効かなくなるためがん細胞は増殖し、異常なスピードで細胞分裂が起こります。
このように、がん細胞は通常細胞より増殖スピードが早いためその分、グルコースの消費量も多く、正常細胞よりも優先的にがん細胞に取り込まれるようになります。このような性質を活かして作られたのが全分子フコイダンエキスのフランDグルコース(旧称:p53誘導体DBグルコース)なのです。フランDグルコースは特殊加工が施されており、経口摂取しても血管を通って真っ先にがん細胞に吸収されます。吸収されたフランDグルコースはグルコースとは違ってエネルギー源として働くことができないので、がん細胞はエネルギー不足になり細胞分裂ができなくなります。また、細胞の代謝もエネルギー不足となるため生き続けることができなくなります。フランDグルコースはグルコースに代わってがん細胞に吸収させ、エネルギー不足になるためがん細胞の増殖を抑制したり、死滅させたりします。全分子フコイダンエキスのフランDグルコースは高濃度に配合されているのでとても効果的なのです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は全分子フコイダンエキスに高濃度含有のフランDグルコースについてご紹介しました。グルコースががん細胞にとって重要な栄養素となる性質を利用して作られたフランDグルコースはがん細胞の補完医療として非常に有用性があると期待されています。気になった方は今すぐチェックしましょう!
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